タイヤの損傷

今回、数あるタイヤのトラブルの中から１つお知らせいたします。
『ショックCBU（カーカス・ブロークン・アップ）』。専門用語なので分かりにくいですよね。
どんな症状なのかと言うと、タイヤの側面（サイドウォール）部にコブ状の膨らみが出来てしまう事です。
タイヤを形成する上で内部にカーカスと呼ばれる糸状の骨格があるのですが、この糸(コード)が切れてしまい、スポット的に強度が落ちることで膨らんでしまう現象です。
原因としては外傷によるものと、極端な空気圧不足の2種類ですが、乗用車で言うと『外傷原因』がほとんどです。
例えば、「縁石などにぶつけた・乗り上げた」なんてケースが多いです。
そのまま空気が抜けてしまえばすぐ走行不能になりますが、側面のゴムは切れずに内部の糸(コード）だけが切れてしまう場合もあります。その場合空気はすぐに抜けません。
逆に言うと、意外と違和感無く走行出来てしまうんです！
そ・れ・が、とっても危険なのです！なぜなら、何時パンク（バースト）するか分からないからです。

なので、このようなタイヤの変形を見つけたら、またはどこかにタイヤをヒットさせた記憶がある場合はタイヤ屋さんに相談しましょう！

このタイヤは縁石ヒットしてます。ホイールまで変形してますが、パンク（エア漏れ）はしていません。

横から見るとこんなにポッコリ。

上下にゴッツンコした跡が付いています。