皆様こんにちは。ところで、冬から夏タイヤへの履き替えはお済み
でしょうか。冬のシーズンが終わったら必ずノーマルタイヤに替え
ましょう。スタッドレスタイヤの履き潰しには多くのデメリットが
あります。確認してみましょう:
①燃費が悪くなる
スタッドレスタイヤは柔らかいゴムのお陰で雪上や凍結路面でも
走る・止まる・曲がるの動作をしっかりと行なうことができます。
しかし、乾いた路面では必要以上に路面を掴むので余計な抵抗と
なり、その結果、燃費が悪化します。
②タイヤの摩耗が早くなる
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいので、摩擦の大きい乾いた
路面では、消しゴムを削るように摩耗していきます。
③制動距離が伸びる
スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいので、摩擦の大きい乾いた
路面に負けて歪むので、踏ん張りが利かず、制動距離が伸びます。
また、雨天では排水性が悪くなるので制動距離は更に伸びます。
④カーブで外に膨らむ・滑る
摩擦の大きい乾いた路面にスタッドレスタイヤの柔らかいゴムが
負けて歪むので、踏ん張りが利かず、カーブで膨らんだり、滑り
易くなったりします。
⑤高速走行は苦手
最近の一般的な乗用車に装着されている夏タイヤは最大許容速度
210km/hのものが多くなっています。最大許容速度とは何キロ
くらいまでなら安全に走行できるかを示すものです。その一方で
スタッドレスタイヤはサイズに限らず160km/hがほとんどです。
言い換えるとスタッドレスタイヤは夏タイヤと比べると耐久性が
低く、大きな負荷が掛かる高速走行は不向きです。雪道での使用
がメインであるスタッドレスタイヤは、高速走行での操縦安定性
よりも低速域での操作性を重視しています。
以上を見ても、デメリットがあってもメリットが無いのは一目瞭然
ですよね。スタッドレスタイヤの履き潰しは止めましょう。