長くなるので結論を先に書きます。5,000kmまたは6か月を目安にオイル交換する事をお勧めします。
本来は車種や使用状況に応じて交換サイクルは変わるのですが、良く勘違いされている例として軽自動車だし近場しか乗らないからオイル交換はあまり気にしないまたは安いオイルで良いと思われている方、つっこみどこ満載で間違えています。
軽自動車は排気量も小さくタイヤの外径も小さいのでセルシオあたりの大排気量でタイヤの外径も大きい車に比べて同じ距離を走るのにエンジンは約2倍近く回転しなければいけません。
さらにセルシオのオイル容量が約6Lに対して軽自動車は3L、当然ですが汚れは2倍です。結果同じ距離を走った場合には軽自動車の方が4倍も劣化します。
次に使用状況ですが近場の移動が多い場合はエンジンが冷えた状態で使用している割合が長くなります。ちょっと長めの通勤距離20kmを10回合計200kmを走行した場合には、始動後5分で完全暖機するとして最初の5分およそ5kmを冷えた状態で走行して残りの15kmを暖機後のベストな状態で走行する事になります。これを10回繰り返すと冷えた状態で50km暖機後に150km走行することになります。これが近場の移動が多い場合一回10キロの移動を20回した場合では冷えた状態で100km暖機後100kmと同じ200kmの走行距離でも悪条件の冷えた状態での走行が2倍にもなるのです!
そんな複雑な条件から判断しなくてはいけないのですが、様々な条件を考慮してほとんどのユーザーで5,000kmごとの交換がお奨めです。
あなただけの適正交換サイクルを知りたい方はご相談頂ければ別途判断させて頂きますが、それは毎回オイルを限界まで使い続けたい場合のサイクルであって、安全マージンを考慮した場合にはほとんどのユーザーで5000kmになります。
なにより忘れてしまったら元も子もないので5,000km10,000kmとキリの良い距離数で交換と覚えておけば良いのです。
オイル交換。
2016.03.12