皆様こんにちは。気温の上昇と共に、じめじめと湿度も
高くなり、梅雨を意識する季節になりました。雨の日の
運転は滑りやすく停まりにくく、誰もが深重になるかと
思います。車の制動距離はタイヤの種類・状態と天候に
よって大きく変化します。その危険性を検証したJAF
さんのテストがあるので、ご紹介します。
夏用タイヤ(10分山)、夏用タイヤ(5分山)、夏用
タイヤ(2分山)とプラットホームが露出したスタッド
レスタイヤを用意して、それぞれ直線ブレーキテストと
旋回ブレーキテストを行っています。
■直線ブレーキテスト■
時速 60km/hと100km/hからのフルブレーキテストを、
ドライおよびウェット路面で実施しています。意外にも
乾いた路面では溝が減ったタイヤの方が制動距離が短く
なっています。これは接地面積が増えるためです。とは
いえ、これは乾燥路に限った結果です。また、摩耗した
スタッドレスタイヤが最も止まりにくい、という結果に
なりました。100km/h では2分山の夏タイヤに対して
約8.5mも制動距離が伸びました。
ウェット路面での結果の最大の注目ポイントは、新品に
近い夏タイヤとツルツルに近いタイヤとだと制動距離に
22.9mという大きな差がついたことです。これは乗用車
約5台分に相当する数字です。また、これは新品タイヤ
なら止まれる場所に、摩耗タイヤは止まれずに50km/h
近い速度で突入するリスクがあるということです。では
なぜ雨で急激に悪化するのでしょうか。タイヤの溝には
路面の水を排出する役割がありますが、摩耗すると排水
能力が落ちて水膜ができやすくなり、タイヤが水の上を
滑る「ハイドロプレーニング現象」が発生しやすくなる
ためです。このハイドロプレーニング現象は高速になる
ほど発生しやすく、その為 60km/hでは小さかった差が
100km/hではとても大きな差になりました。
■旋回ブレーキテスト■
半径20mのカーブに60km/hで侵入し、フルブレーキを
かけて、制動距離と車がどれだけ外へ膨らんだか、その
距離を測定しています。夏タイヤ・スタッドレスタイヤ
共に乾燥路において制動距離に大きな差は見られません。
ウェット路面では、新品に近い夏タイヤはドライの時と
大きな差は無く、溝が浅くなるにつれ制動距離は伸びて
外側へ大きく膨らむ、という結果でした。摩耗スタッド
レスタイヤはここでも一番悪い結果となりました。雨の
日のカーブでは「止まらない」「曲がらない」が同時に
起きます。一般道路に置き換えれば対向車線に飛び出す
リスクがある訳で、非常に危険です。
まとめ
乾燥路では摩耗タイヤでも意外と止まれることが分かり
ます。しかしウェット路面では、溝のあるタイヤと溝が
浅いタイヤの性能差が一気に拡大して、速度が高くなる
ほど差は大きくなります。そしてこの差は雨の日の緊急
ブレーキで初めて現れるのです。スタッドレスタイヤの
履き潰しの危険性も分かります。スタッドレスタイヤは
雪用タイヤとして考えた方が無難そうです。
本格的な梅雨のシーズンを迎える前に摩耗したタイヤは
交換しましょう。また、摩耗していなくても経年劣化や
ひび割れ、空気圧等にも注意を払いましょう。当店では
タイヤの点検だけでも無料で行っております。ご希望の
方はお気軽にお電話にてご予約ください。
※表はJAFさんのウェブサイトより拝借したものになります。











