こんにちは、タイヤセレクト上越です。
毎度ご利用誠にありがとうございます。
今回は前回の記事を深堀して、なぜ?の部分を詳しく説明していきたいと思います。
ぜひご覧ください。
まず雨の日は事故が多いということは、前回の記事でみなさんご理解いただけたと思います。
ではなぜ滑りやすいのでしょうか?
3つの要因を深堀りしていきましょう!
1つ目は溝が大きく関係しています。
雨が降ると路面とタイヤの間に水の膜ができて、摩擦抵抗(グリップ)を低下させてしまうのはイメージできるかと思います。
その水を排出するのが溝の役割なのですが、溝の残りが3mmに達すると急に滑りやすくなります。
走行コントールできていても、ブレーキをかけて完全に停止するまでの距離も自然と伸びてしまいます。
2つ目の要因は硬度です。
まだ溝がすり減っていないから大丈夫!と思う方もいると思いますがそうでもありません。
実はタイヤのゴムの状態も重要です。
道路の表面には細かな凹凸があってタイヤがそこに密着することでグリップを発揮できるけれど、古いタイヤは劣化してしなやかさを失うので路面に対する密着力が落ち接地面積が少なくなってしまいます。
それも滑りの原因になるのです。
3つ目は速度です。
じゃあ新品だったら大丈夫でしょ!と思う方もいるかと思いますが、そうではありません。
タイヤが新品でも「ハイドロプレーニング現象」が起きてしまう可能性が高くなり事故が起きやすいです。
ハイドロプレーニング現象とはタイヤと路面との間にできた水膜によって浮いた状態になり、走行コントロールできなくなる現象を指します。
スピードが上がると地面に接地しづらくなりますし、急に走行コントロールを失い事故が起きるかもしれません。
このように溝があるからといって安心してはいけません!
またいくら自分が心掛けていても、周囲の状況により急ブレーキをかけなくてはならない状況は突然やってきます。
ぜひ雨の日の運転を軽視せず、一度タイヤを点検してみませんか?
次回はどうやったら雨の日に滑るのを防げるのかを記事にしていきたいと思います。
ぜひ更新をお待ちください!
本日もありがとうございました。
雨の日はどうして滑りやすい?
2021.05.24