こんにちは、タイヤセレクト上越です。
毎度ご利用いただきありがとうございます。
今回からスタッドレスタイヤについて色々更新していきたいと思っております。
ぜひ少しでもタイヤに興味を持っていただければ幸いです!
氷の上は滑りやすいというイメージはあるかと思いますが、実は乾いている氷では滑りにくいことはご存知でしょうか?
嘘だ!と思った方は冷凍庫から氷を取り出して手にのせてみてください。
しばらくの間は指で掴んでも滑らないはずです。
しかし時が経つと滑りやすくなり、手でつかみにくくなるはずです。
実は同じことが凍結路面でも起きています。
氷の表面が解けて「水膜」ができるため滑りやすくなってしまうんです!
水膜ができるの原因はいくつかあります。
(興味がある方は最後までお読みください!)
①外気温の熱
②圧力
③氷の結晶の大きさ
まず①ですが、気温が上がり始めりすると氷が解けて滑りやすくなります。
具体的に言うと夜間よりも明け方だと滑りやすくなったりするということですね!
またよく車が通る道だとマフラーからの排気熱も原因になったりします。
②ですがスケートをイメージしていただくと分かりやすいです。
接地する面積を小さくすることで、体重による圧力を高めて、刃が触れている部分の氷を溶かして、滑りやすくしています。
自動車のタイヤも、接地している面積は1つのタイヤあたりはがき1枚程度です。
その小さな面積で、自重を支えているため、大きな圧力がかかってしまいます。
つまり、外気温が氷点下であっても、この圧力によってタイヤに接した氷は解け、水の膜が発生してしまいます。
③についてですが、急激に気温が下がった朝などにできる短時間で凍った氷は、結晶が大きく育つ前に固まるため結晶が小さく不規則になります。
結晶が小さいと、結合面が多く空気などに触れやすくなるため結晶の大きな氷よりも解けやすくなるのです。
これらとは別に水蒸気圧なども要因にかかわってきます。
0℃以下でもナノレベルで水膜は発生するので油断は禁物です!
日本の冬の路面は条件によって大きく変化するのでスタッドレスタイヤにとっては過酷です。
ぜひ早めにスタッドレスタイヤを確保して安心して冬を乗り切りましょう!
早期予約大歓迎です!
皆様のご来店お待ちしております。
【〇〇が原因!?】なぜ冬の凍結路面でタイヤが滑るのか
2021.08.06





















