よくタイヤの空気は抜けるんで、月一で見てくださいと言われることがあると思いますが
じゃあなぜ抜けるのか?という理由を知ってる人はあまりいないと思われます。
ではなぜ抜けるのか、多くは酸素がゴムの分子の隙間から通り抜けていってしまうからだそうです。
風船がしぼんでいくのはこれが理由です。
空気中には78%の窒素と21%の酸素残りのその他もろもろが含まれているのですが、
もちろん窒素も抜けますが、酸素の分子のほうが小さいので早く抜けます。
これが月に5~10%ほど抜けるので、250kpa入れているとすると5%で12kpa、 10%で25kpaほど空気圧が下がってしまうことになります。
窒素ガス充てんすると良いと言われますが
これは前述の窒素のほうが酸素より分子が大きいので抜けにくいので空気圧調整のわずらわしさが無いのと、
空気中の水分は温度で膨張収縮をくりかえすので窒素ガス充てんすることで水分が排除されるので、
それによる空気圧の変化を抑えられるというのがあります。
空気圧を長く一定に保つことができるんですね。
もとはレースなどで使っている技術ですが、レースなどでは空気圧のセッティングは大事なので、
空気圧の変化を抑えられる窒素ガスを入れるそうです。
日産のGTRは窒素ガス充てんが標準になっているほどなので、
タイヤにかなり負荷のかかる状態では必須なのかもしれませんね。
空気は減るのもと理解していただいて、
日ごろの空気圧点検は大事だなと思ってもらえば幸いです。