エンジンオイルに水が混ざると白濁した状態の乳化とかマヨネーズとか言われる状態になります。
ひと昔前まではこの状態になるのはヘッドガスケット抜けなどの原因でエンジンオイルとラジエターの水が混ざる場合などですぐに修理が必要な重症でしたが、最近の車では正常な車でも乳化が起こるそうです。原因は燃焼時に出る水分など本来は蒸発したりマフラーから排出される水分がエンジン内に留まりオイルと混ざるそうです。特にハイブリッド車やアイドリングストップ車などはエンジンが停止している時間があるのでエンジン内の温度が上がりきらないのが原因のようです。エンジンの温度が上がらないのはチョイ乗りが多い車も同様です。
この場合は仕方ありません。オイルメーカーさんの説明では乳化自体は決して悪い事ではないそうです、むしろエンジン内の水分を積極的に取り込み乳化しながらも潤滑性能を保持するオイルを使えば良いそうです。やばいのは水と混ざりにくく水分があるのにオイル内に取り込めない=乳化しないまま水分がエンジン内を循環してしまう事の方が問題があるそうです。
オイルの乳化。
2016.03.25