いつもご覧いただきありがとうございます。
タイヤランド郡山の鈴木です。
7月も4週目に入り、直射日光が肌を刺すような暑い時期がやってきました。
日々の水分やミネラルの補給と体調の管理で手一杯……という方も多いと思うのですが、
夏季休暇に向けて「タイヤ点検」の実施をお願いします!
前回「空気圧」と一緒に【タイヤの目視点検】について軽く触れましたが、
今回はタイヤそのもののどこを見るのかを簡単にお話していきます。
目視で行うタイヤの点検項目は
・「製造年」はいつか
・「残りのミゾ」はどのくらいか
・「異物の挟まりや刺さり」は無いか
・「ひび割れや傷」、「ブロック飛び」などが無いか 主にこの4つになり、
今回は「製造年」と「残りのミゾ」について説明をしていきます。
「製造年」はタイヤのサイドウォール部にある「4桁の数字」の下二桁で、
[3024]とタイヤに刻印されている場合は、
24が西暦2024年、30がその年の30週目に製造されたことを表しています。
製造から5年を過ぎると劣化でひび割れなどの症状が出て、
完成したばかりのタイヤと比べて様々なリスクが出てきてしまうので、
まずは製造年がいつなのかを確認しましょう。
次にタイヤの「溝」についてです。
夏用冬用を問わず全てのタイヤに【スリップサイン】がついており、
溝の底のわずかに出っ張っている部分がそう呼ばれています。
タイヤのサイドをよく見ると「矢印⇧」や「△」のようなマークがいくつか見つかるのですが、
そのマークの一直線上にある主溝内に【スリップサイン】があります。
一般的な乗用車のタイヤは、溝が「1.6mm以上」無ければならないと法律で決まっていて、
この「残り溝1.6mm」を示しているものを【スリップサイン】と言い、
ここまで使用が可能であるという事をわかりやすく視覚的に表しているのです。
※冬用タイヤには【プラットフォーム】と呼ぶ出っ張りが【スリップサイン】とは別にあり、
「冬用タイヤ」としての摩耗限界を表すマークとなっています。
溝が減るほど増えていく「制動距離」に関して少しだけ触れると、
JATMAでは実際に「残溝が3.2mm 付近」から制動距離が伸び始めることが報告されており、
使用可能の範囲内であってもはっきりと性能に差が出てしまうのです。
実際タイヤにトラブルがあったときに「点検していれば……」「交換していれば……」
とならないためにも、【タイヤの点検】をしていきましょう!
以上、今回は「タイヤの目視点検」の中身、「溝」と「製造年」についてでした。
8月の夏季休暇で遠出をされる方も、近場で済ませるという皆様も、
連休前に一度「タイヤの点検」をよろしくお願いします。
もちろん当店でも「増し締め」「空気圧の点検」を実施しております、
お電話でもとりあえずのご来店でも構いませんので、気軽にご利用いただければと思います。
最後までありがとうございました。
夏季休暇に向けて
2025.07.24












